GPT-5活用の裏ワザ3選|4o復活・無料枠活用・Copilot設定

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米OpenAIは8月7日(現地時間)、次世代モデル「GPT-5」を正式発表しました。
同日からChatGPTの無料ユーザーを含む全ユーザーに提供が始まり、実際の使い心地に関する投稿も早くもネット上に増えています。

GPT-5は現時点のフラッグシップに位置づけられ、幅広い分野で従来モデルを上回るとして発表されています。
これに合わせて、ChatGPT上の旧モデルは原則GPT-5へ置き換え——“モデルを選ぶ手間”を減らすための設計が取られています。

また、モデル構成は分かりやすく整理されました。ふだんは高速に答えるGPT-5 main、考える量を増やすGPT-5
thinking
の2系統が軸で、処理を軽くしたminiや、さらに小さいnanoも用意されています。上位プランでは推論強化版(ThinkingのPro相当)にもアクセス可能です。

一方で、「いつも使っていたモデルが見当たらない」「旧モデルをもう一度使いたい」という声も。
実は設定から“レガシーモデルの表示”を有効にすると、一部の旧モデルに再アクセスできます(Team/Enterpriseなどは管理者の許可が必要)。本記事ではその手順や、GPT-5時代の“ちょい得”な使いこなしをまとめます。

なお、GPT-4.5の“後継”については、現時点の公式資料では特に案内されていません。


小ネタ1|「ChatGPT 4oをもう一度使う」いちばん簡単な方法

実は設定で“レガシーモデルを表示”をONにすると、モデル選択にGPT-4oが戻ってきます(Plus/Team/Proなどの有料系で有効。管理者が許可している必要がある場合あり)。手順はシンプルです。

手順(個人アカウント)

  1. ChatGPTを開く → 左下のプロフィールSettings(設定)
  2. Show legacy models(レガシーモデルを表示)をON
  3. 新規チャットのモデル一覧にGPT-4oが出現 → 選択して開始

手順(組織アカウント)

  • Team/Enterprise/Eduでは、管理者が“ワークスペース設定”でレガシーモデルを有効化する必要があります。
    管理者:プロフィール → Workspace settingsModels
    で利用可モデルをON。これでメンバーのモデル選択に表示されます。

参考:ITmediaの“小ネタまとめ”は、この「4oをもう一度使う」トピックをわかりやすく触れています(本記事の元ネタ)。


小ネタ2|無料枠は“使い切ったらminiに自動切替”——ムダなく回すコツ

Free(無料)でもGPT-5は使えますが、一定量を使うと小型の「GPT-5 mini」に自動で切り替わることがあります。ここでは、Freeだけでムダなく作業を回すコツをまとめます。

  • 長い依頼は分割:章ごと・表ごとなど小さな塊にして依頼。各回の冒頭に「今回の範囲」「完成形」を明記すると品質が安定します。
  • 同じスレッドで続ける:「前回の続きとして、第2章を要約→箇条書きで」と指示。文脈が引き継がれやすくなります。
  • 根拠を必ず要求:「出典URLや根拠が弱い場合は“分からない”と回答して」と最初に伝える。無駄な往復を減らせます。
  • 先にアウトライン→深掘り:まず見出し案と要点だけ作り、時間を置いてから各項目を展開。切替の影響を受けにくい運用です。
  • 上限に近づいたら軽作業へ:要約・タイトル案出し・誤字チェックなど短時間タスクに切り替え、時間を置いてから重めの続きへ。

小ネタ3|Microsoft 365 Copilot側の“GPT-5スイッチ”を押す

Microsoft 365 CopilotにGPT-5が搭載され、Copilot
Chatに「GPT-5を試す」ボタン
が出る環境では、そのセッションをGPT-5で回せます。Copilot
Studio
でもGPT-5を選べるため、部門用の簡易ボット・社内オートメーションの精度底上げがしやすくなります。

(開発部門でGitHub
Copilotを使っている会社は、GPT-5対応が順次進行。社内告知の際は「まず管理者が有効化/選択可能にしたうえで、現場は“いつ・どの作業でGPT-5を使うか”を決める」と伝えるとスムーズです。)


おまけ|“後継モデル”の対応関係を一行で

GPT-5 main=GPT-4oの後継、GPT-5
thinking=o3の後継
。迷ったら「通常はmain、考える量が要るときはthinking」でOKです。


まとめ(30秒)

  • 4o復活の裏ワザ:設定の「レガシー表示」でGPT-4oを再表示。組織は管理者の許可が必要。
  • 無料枠の挙動:上限到達でGPT-5
    mini
    へ自動切替。長い作業は分割運用短時間タスクへの切替でムダを削る。
  • Copilotの現場スイッチ:「GPT-5を試す」でその場のセッションをGPT-5化。Studioでも選択可能。

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